1.DXの定義と現在
DXは元々、エリック・ストルターマン教授(スウェーデンのウメオ大学)が2004年に提唱した概念。その時の定義は「ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」だったとされている。
デジタル技術を活用して仕事やビジネスの仕組みを大きく変換する。大量のデータを解析し、デジタル技術を使い、商品や製品構成を変え、組織や働き方まで変革する。
日本のDXは米国や中国と比べるとかなり遅れている。成功事例も少ない。問題や課題がはっきりしない状態でデジタル化を進めても、成功しない。データに基づく顧客視点のDXが必要だ。