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マッサン旋風 No.2

column

コラム「人と経営」

マッサン旋風 No.2

1.余市はウイスキーだけではない

余市は、醸造用ぶどうの生産量が日本で一番多く、多くのワイナリーが余市のぶどうを使いワインを醸造している。やっと最近、余市の冠が付いたワインが市場に出回ってはいるが、余り知られていない。

明治8年に、北海道開拓使よりぶどう、りんご他果樹の苗木が配付され、明治10にはぶどうの実がなった古い歴史がある。昭和13年にニッカの前身、大日本果汁がりんごのワインを発売した。

戦後随分たった昭和48年に余市ワインが設立されワインの醸造が始まる。
昭和50年代に入り、サッポロビールの子会社サッポロワインが余市のぶどう生産者と契約をして本格的なぶどう栽培が開始された。

2.ナパバレーが手本

2015年に入り、余市で大規模なワイナリー進出が予定され、各地で栽培、醸造が行われ一大ワイン産地となる気配を感じる。

サンフランシスコから車で約1~2時間、カルフォルニアワインの産地「ナパバレー」が拡がる。
広大なエリアに数々のワイナリーが国道沿いに醸造所を構える。

日本の歴史から考えると江戸末期に、ナパバレーでは商業ワイナリーが設立され、栄華を迎えるのは第二次大戦後で有り、今では400ものワイナリーがひしめく。品質と多様性がこのワインを有名にした。

3.世界に羽ばたくか余市の風

日本でも第七次ワインブームが起こりつつ有ると日本最大のワイナリーが分析をしている。その理由としては、日常的に家庭やレストラン・居酒屋での飲食による機会が増えた。

そして、輸入ワイン中心から国産ワインの品質が良くなり認知度が高まったことによる消費も上乗せをしている。一人当たり2.5リットルのワイン消費はフランスの50リットルと比べると25分の1とまだまだだ。

余市は既に世界のスコッチファンからは認められている。そして、ワインにも、その風は吹くのかも知れない。

(Written by 川下行三 15/04/03)
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