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コラム 人と経営

加速するグローバル化

1.豊かさの攻防

今、世界で元気の良い地域を特定するとアジアになる。欧州も米国も、そして勿論日本も良くない。リーマンショックからは戻りつつあるが、景気回復と言える力強さは先進諸国には無い。

経済の専門家の中には悪いシナリオを描く人も少なくない。否定的な意見は、いつの時代にも存在する。しかし、反対に楽観視出来る素材も見当たらない。

確実に言えるのは、豊かになろうとする中国を始めとする国々と経済停滞している先進諸国との攻防が暫く続く。何十億の人々が豊かになれば、世界の資源は確実に枯渇する。地球環境は悪化する。

2.政府の意志は無力

グローバル化した世界では、一国家がコントーロール出来る範囲は限られている。自国の通貨量や利子を変えることは出来る。しかし、そこにグローバル資本が入ることを拒むことは出来ない。

アジア危機を想い出して欲しい。タイが発信源ではあったが、あっと言う間にアジアに拡がり、韓国はその影響でIMFの統制下に置かれた。絶好調のサムソンの利益の数十パーセントは欧米資本に吸い上げられている。

ギリシャ危機が欧州を覆い、米国発のリーマンショックは世界経済を奈落の底に落とした。
現在の資本主義では、各国政府の意志が反映しない。
日本政府が円の供給量を増やしたところで円安への誘導が利かない。

3.歴史の転換点

この不況は景気循環ではなく、大きな歴史の転換点だとの認識も有る。
では、次に何が起こるのか、どんな時代が訪れようとしているのか。数十年先を見通すことが出来るのか。

世界の覇権がオランダからイギリスへ、そして米国に移った。覇権国がリーダーシップを発揮し、世界秩序を保って来た。一般的にはそのような理解だろう。では、米国の次に来るのは中国なのか。

中国やロシアなどは経済は資本主義だが政治は共産主義。見せかけの資本主義に、次の世界経済のシステムは作れない。新しい資本主義とは何か。そうした芽生えが出始めているのか。
次号で検証したい。
(Written by 川下行三 10/12/15)
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