コラム「人と経営」
新時代の競争 No.3
1.コンビニの競争
セブンイレブンが口火を切った100円コーヒー戦争。コーヒーマシン1台1日100杯。3台有れば3万円~4万円、日販が増える。商品棚では無く、レジ周りでの販売増。加えてドーナツ。元から有るおでんやフライ物。
ファミリーマートがサンクスとサークルKの店舗をやっとこの11月に統合完了し1万7000店になったが、首位のセブンイレブンは国内2万店と先を行く。ローソンは1万4千店舗未満とコンビニ3位に転落。
セブンイレブンとファミリーマートの日販は約10万円の開きがある。
そして、セブンイレブンは他社を引き離すべく冷凍食品やチルド食品を強化した新レイアウト店舗を増やしている。
2.自動車業界の競争
国内はトヨタ、日産、ホンダの3社が競っているが、販売数及び利益もダントツにトヨタが首位だ。11月に発表された第2四半期の決算は海外含め441万台、売上げは14兆円、営業利益は1兆2千億円を越えた。
トヨタとホンダはハイブリッド、日産はEV(電気自動車)にシフトしている。トヨタはフォルクスワーゲンと競いながら年間1千万台の販売数だが、今年、日産・ルノー・三菱連合はその大台を軽く越える。
トヨタやホンダも様々なメーカーとコラボを組みながら、EVの根幹を成す電池などに投資はしている。しかし、中国のEV化へのスピードは速く、数年後には中国のEVメーカーが抜きんでているかも知れない。
3.センサーの進化が止まらない
あらゆるモノがインターネットに繋がるIoT。センサーが搭載された部品やチップ。そのセンサーが進化している。スマホやタブレットに掲載されている加速度センサーやジャイロセンサー。
速度の変化を検知する加速度センサー、角度の変化を検知するジャイロセンサー。エアバッグやナビに搭載されている加速度センサー。ジャイロセンサーは人工衛星他。
車の自動運転には両方のセンサーから他の様々なセンサーが組み込まれている。運転している車の位置から前方の車、細かい状況変化をセンサーが読み取り自動運転を行う。センサー類は日本のメーカーが製造。京都のM社、諏訪のS社、東京のM社などが競っている。
壁に耳あり障子に目ありの諺が、悪い意味では無く、あらゆる世界に拡がり、生活を改善していくだろう。Apple watch は利用者が転落し数十秒間起き上がれない時は、救急に自動連絡する機能を持つ。