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いいサービスといい会社 No.1

column

コラム「人と経営」

いいサービスといい会社 No.1

1.築100年が人気の訳

某都市圏から百キロ圏内、田舎の臭いがぷんぷんする地域に茅葺きや木造の歴史のある建造物を改装して、流行のイタリアンにすると客足が絶えない。

中高年の女性客を中心に予約で一杯。そういった店の拘りは名の通った店で修行を積んだシェフが料理を振る舞う。または、地域の食材を利用した地産地消を地で行く。

店のたたずまいや内装が古民家を改造したものだからレトロ感覚が味にも影響する。
店の雰囲気が料理やサービスの質よりも勝ってしまう。
流行は人気はこわい、本物が見えなくなってしまう。

2.本当のおもてなしとは

同じ田舎の70年は歴史のある名の通った料亭旅館。外観も内装もいい。
料理も仲居さんも申し分ない。素晴らしいサービスを提供するが、価格が高い。

3代目か4代目の旦那とその娘、若女将が店を仕切る。客へのおもてなしは、若女将と仲居達。
そつが無いサービスをこなし、顧客満足度は満点に近い。

しかし、最終局面の支払いで一転して若女将と顧客が気まずい関係になる。よくある話だ。
ここで、店の哲学がはっきりする。また、来たいと思わせるのか、反対なのか。

3.いい会社とは

大学卒業後、30数年勤め上げた会社を定年退職する。この会社で仕事が出来て幸せだった。
どれだけの人がこの境地に達するのか。

振り返って見ると、仕事、職場の仲間、取引先、色々な人の顔が浮かび、想い出にふける。
恨みや怒りではなく、感謝の念が出る、そういった出会いが有るのがいい会社だ。

関西にもそういった企業がある。某S社のOBが語る。自分の会社の悪口を入社以来言ったことが無い。同社は、いち早く65歳までの定年延長を宣言した。

面からは見えない本当の顔。会社にもそんなものがある。あなたの会社は、どんな顔しているのか。改めて見つめ直して欲しい。

(Written by 川下行三 12/11/20)
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