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混迷の時代のリーダーシップ

column

コラム「人と経営」

混迷の時代のリーダーシップ

1.リーダーの器

安部首相の突然の辞意。世界のメディアも一斉に報じた。日本のリーダーは逃亡をはかった。任期1年を残して要職を放棄した。会見では病気が理由だが辞意の本意はわからない。いずれ明らかになるだろう。

そして、自民党総裁選が行われ管官房長官が新自民党総裁に選出。国民不在の中で首相が選ばれ、一国の舵をとる。「首相の器とは何か」その問いには答えられない。最近の政治家には品性や高潔さが感じられない。

リーダーシップ研究の第一人者ウォーレン・ベニス(米国)は、リーダーシップとは人格そのものだと。正直であること、誠実さ、謙虚な姿勢など人間の信頼関係をつくる基礎が備わっていること。

2.リーダーシップ

著名なコンサルタントY氏は、企業が中長期の予測を立て戦略をつくることを否定する。予測が当たることは無い。それよりもビジョンや方向性を明確にすることが重要だと。

混迷の時代のリーダーシップとは何か、リーダーシップの研究で著名なハーバード・ビジネス・スクールのコッター教授が語る。

状況が目まぐるしく変化する時代のリーダーシップは、進むべき未来と方向性を定め、ビジョンと戦略を策定する。チームと強力関係をつくりメンバーを勇気づけていくことだと。

3.コロナと同居

今年の年明け、誰が今の状況を予測したか。IMFも米中摩擦の懸念は有ったが、世界経済は数パーセント成長すると報告。そしてコロナ。

4月をピークに社会、企業に大きく影を落とし、9月に入ってもコロナの終息は未だ見えない。しかし、企業は様々な努力で危機に対応している。ある社長は、こういう時だからこそ社員教育を実施し結束を高めた。

または、コロナ対策商品を開発し売上げと社員の士気を高めたり、ITシステムを新たに導入しテレワークを推進。EC(電子商取引)を社員が構築し、BtoCで新たな販路を開拓した、などたくましい。

変化に強い会社は、予測不可能な局面に遭遇した時にこそ、リーダーシップを発揮し、揺るぎない信念と前向きな姿勢で危機を乗り切る。

(Written by 川下行三 20/09/15)
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