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ビッグデータで人が動く No.2

column

コラム「人と経営」

ビッグデータで人が動く No.2

1.データを経営判断に生かす

コンピュータは凄い。人間では及ばない莫大なデータを処理し結果を導き出す。しかし、その出てきた数字や予測をどう理解し、判断を下し、行動を起こすかは人間であり、大きな差が出るところでもある。

ビッグデータは本来、経営に生かすことが出来て有益なデータとして扱われる。経営者は、分析し得られたデータを信頼し、意志決定出来るかが問われる。これは情報活用に対する経営者の姿勢や考えが反映する。

経営で自分は何がわかっていて、何がわからないのか。今、取り組んでいる事業で何が不足しているのか、それは、人、物、金、データ・・・。
常にデータを見て意志決定出来る事が望ましい。

2.機械(マシン)が心を読む

様々なところでビッグデータを活用した実験が始まっている。関東では、某販売機にセンサーを付け、時々刻々と販売データを送信。膨大なデータを分析し、特徴を導き出す。

年齢と性別、販売データを分析し、この商品はAという年代層に好まれる。その販売機にカメラを付け人の顔を認識し、年代層を確認。その層に合わせた販促を販売機は、目の前の画面に投射する。

機械は熟練した人間のごとく機敏に反応し、目の前の人に対応する。声こそ出さないが、「あなたはこの商品がお好きですよね」、と自然に勧める。この対応により売上げが20%増加。

3.進み始めたビッグデータ活用

特殊なビッグデータを専門に扱うコンサルティングする会社がある。
スポーツに特化し、米国では専門会社が有るが、日本ではまだ珍しい。ベースボールのゲーム、選手のプレーを記録しデータとして蓄積する。

そのデータ分析からチームの強み、弱みを明確にし提供する。この客観的なデータからは、今まで通説になっていたことが覆される。人間が書くスコアブックとは比較にならないデータが、その精度を高める。

カメラが選手を追う。収められた記録を自動的にデータ化する。例えばピッチング。
球種の中身を客観的に、速度、曲がり幅がどのように変化し有効に働いているのか。
相手チームも同様の研究を行っている。

そして、ビッグデータ分析は、ゲーム展開や勝利から、選手の将来予測などへと活用範囲を拡げている。

(Written by 川下行三 13/07/24)
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