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幸せな会社 No.1

column

コラム「人と経営」

幸せな会社 No.1

1.あなたにとっての幸せ

「ALWAYS 三丁目の夕日 '64」が1月20日全国で封切られた。1964年東京オリンピックが開催され、新幹線が開通、高度経済成長のまっただ中を舞台に東京下町の庶民の夢と希望を描く。
シリーズ三作目の感動作。

映画中盤、三浦友和演じる宅間先生が「幸せとは何でしょう」ポツリと重みのあるセリフ。
みんなが上を目指す中で、それが本当の幸せなの?と問いかける。

幸せの定義は、一人一人がつくる。他人から与えられるものでは無い。物欲や出世欲、大きな目標も大事だが、お金では買えないものがある。事業で成功した人がたどり着く先は、自分から社会へと対象を拡げる。

2.国民総幸福量

ブータンでは1972年からGNP(国民総生産)では無く、GNH(国民総幸福量・Gross National Happiness)を政策の「ものさし」としている。国の中心政策は、GNHをより増加させることを掲げている。

具体的にGNHは、9つのカテゴリー(1.心理的幸福、2.健康、3.教育、4.文化、5.環境、6.コミュニティー、7.良い統治、8.生活水準、9.自分の時間の使い方)に別れる。国民と面談し数値化する。

世界の幸福度ランキング(数社が調査している)を見ると、日本は20位~90位。世界最貧国の一つブータンは10位以内。北欧(特にデンマーク)はトップクラスを常に維持、幸福度が高い。

3.社員を幸せにする

ベストセラー「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者、法政大学の坂本教授は、人を幸せにする経営を提唱。1,社員とその家族、2,外注先・仕入先、3,顧客、4,地域社会、5,株主の5人を幸せにする経営だと。

社員が喜びを感じ、幸福になれて初めて顧客に喜びを提供することができる。顧客に喜びを提供できて初めて収益が上がり、株主を幸福にすることができる。

長野の優良企業I社。経営理念に、経営の「本来あるべき姿」とは「社員が幸せになるような会社をつくり、それを通じて社会に貢献する」。売上げ、利益はそれを実現するための手段で目標では無い。

I社はこれを50年続けて会社を成長させ、社員が幸せだと実感する会社を築いてきた。
先ずは社員を幸せにすることから始めたい。

(Written by 川下行三 12/01/24)
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